ざっくりわかる!King Gnu!

メンバー

常田大希(Gt.Vo.)
勢喜遊(Drs.Sampler)
新井和輝(Ba.)
井口理(Vo.Key.)

King Gnuについて

 最初は戸惑うバンド名、読みは「キングヌー」2015年の結成当初はSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)という名前。いずれにせよ、とっつきにくい。2017年に今の名前に変更したそうです。

 しかし、売れた。この上なく売れた。音楽好きの人たちの中では、2017くらいから、少しずつ話題に上り始めるも、白日のおかげで完全に2019年の人扱い。完全にこの年の顔になった。その勢いのまま2020年発売されたアルバムは上半期のランキングトップだ。

 井口と常田のツインボーカル。主に高音部は井口が、低音部は常田が歌う。テレビに出たりすると目立つ井口の奇行と耳馴染みする歌声で井口メイン感はあるが、実際には作詞作曲を始め、バンドの背骨は常田の方である。この二人、とても仲良し

 本来はここまで一般に広がるような音楽性じゃなかったはず。それをいかに多くに聴いてもらえるかと試行錯誤しながら曲を作ってきたらしい。白日があまりにも爆発したけど、その他の曲も軒並み良い。広く聞かれるキャッチーさがありつつ、おしゃれさや実験的な部分もちゃんと残っている。

 メンバーそれぞれKing Gnu以外にも活躍の場があり、常田さんなんかはバンドのロゴやPV制作も行なっている「PERIMETRON(ペリメトロン)」というクリエイター集団も主宰している。なんか以前「自分の中ではKing Gnuも数ある表現の手段の一つだと思ってる」みたいなことを言っていたこともあり、このまま人気を維持した数年後にぱったりバンド活動を終わらせそうな雰囲気もあるなあと思う。

 彼らみたいに一曲が異常に取り上げられたバンドは、次回以降の期待値を乗り越えられるかが正念場になることが多々あるけど、King Gnuに関してはそんな心配はいらなそうだ。

ここから始めるKing Gnu

白日

誰かのために生きるなら
正しいことばかり
言ってらんないよな

 やっぱりこれになっちゃうんだけど、言われるまでもなく聴いてるよね。。

 繊細な歌い出しが美しい。非常にハイレベルな井口の高音を支える常田の低音にも注目できるようになればよりGood

どろん

人生にガードレールはないよな

 このフレーズが頭に残って仕方ない。落ち着いた白日とは対照的に力強さのある楽曲。タイアップとなった映画のために作られた。MVも含めた世界観が素晴らしい。

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