[ライブなび] もっと埋まってほしいと願っている、FINLANDS

好きなバンドができて、ライブに行って見たい!でも初めてだから不安!

そんな人のために実際に足を運んで見てどうだったのかを記して行きます。

今回はFINLANDSをご紹介いたします!

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FINLANDS

プロフィール

2013年に結成されたFINLANDSは塩入冬湖(Vo&Gt)とコシミズカヨ(Ba&Cho)の2ツーピースでした。しかし2019年にコシミズカヨの脱退が発表され、サポートメンバーを含めた形で活動することになりました。ちなみにFINLANDSとは別に「塩入冬湖」名義でも楽曲のリリースやライブ活動も行なっています。今のところ、両方ともそのまま継続のようです。

まず何と言っても最大の特徴は塩入冬湖の喉の奥から発せられるキュっと鳴る高音域の音。癖のあるボーカルはどうしたって初見で苦手となる人は少なくないが、この声はボーカリストとして唯一無二の強みだ。

それから楽曲のレベルも高い。ロックバンドらしいカッコよさとメロディのキャッチーさが両立できていて、一気に引き込まれるような曲が多い。アルバムの中でリードトラックとしてYouTubeに先に上がっているMVと同じかそれ以上の良曲が一つのアルバムにいくつも見つかる。ライブ映えするだろうなと、音源で感じられる曲もたくさんある。

FINLANDSの曲は失恋の歌詞が多い。それも生々しく刺さってくるようなえぐみのあるもの。基本的には女性目線で、恋敗れて一番辛い時だったり、恋愛中に不安になってしまう気持ちだが、他と違うのは登場する女性がいろいろな経験を積んだ大人の女であるということ。

学生のような伝えたいけど伝えられないみたいなピュアな恋愛ではなく、上手くいかない恋愛を経て達観してしまっているような恋愛だ。そんな大人の女性の持つ、強さや不安定な感情がすごくリアルに描かれている。例えばこんな感じだ。

躾けた夜更けの合図で
わたしは娯楽に成っていたいの
あなたの一瞬の未来に
混ぜてくれたら

PET/FINLANDS

あなたが居たなら
それだけでいいとか
思ってしまう日が来たら怖くて
わたしは幸せにして欲しいなんて
こんな世界には一度も願っていない
electro/FINLANDS

そこら辺の明るい恋愛ソング、失恋ソングには出てこない重み。
メロディの良さだけでも十分聞けるFINLANDSだが、是非歌詞を手に聞いて欲しい。

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曲の強度で気持ちを掴む

各アルバムそれぞれにあるリード曲に加え、リード曲と同じくらいの水準にある曲がアルバム内に2、3曲はある。そのためどんな形でセットリストを組んでもそれなりに満足感の強いライブになりやすい。イントロから「おっ!」とさせる曲も多いし、前奏なしにサビから入る楽曲も多く、盛り上げるために煽ったりせずとも勝手にテンションを上げられてしまうのが強みだ。

ギターソロで少し前に出る以外は動きも派手ではないし、前述の通り煽ることもあまりしない。
ただこの人、目が怖い。強い女、強がっている女を歌っているだけあって曲に合わせて客席を睨みつけるように歌う。右側、真ん中、左側と向きを変えることはあるけれど、一度方向を決めたら、目線をほとんど動かさず、顔を上げてやや見下ろすように睨みつけてくる。これがもの凄く曲の雰囲気にあっていて良い。目線の先に自分がいたらおよそ見続けていられない狂気の表情をしている。本当に怖かったよ。

もちろん普段からそんな怖い人ではなく、MCではゆっくり喋る落ち着いた人になる。勢いに任せて笑いを取りに行ったりしないけど、安心して聞いていられる、やや皮肉めいた笑いも入れてくれる。想像通りの人だった。5月31日のライブに行った時には「明日からジューンブライドの季節ということで、結婚詐欺の歌をやります。」と言って『恋の煙』に繋げていた。こういうセンスの笑い、好きです。

グループ名に入るとても寒い国「フィンランド」にかけて、全員冬物のコートを着用している本人曰く「何か印象付ける要素が欲しくてライブで着てみたところ、そのタイミングで少し人気が出てしまい、脱ぐタイミングを失ってしまった」らしい。冬場でも基本的には半袖で過ごせるほどのライブハウスで汗をかきながら演奏しているのに、あのスタイルで夏の野外でも演奏しているのだから辛い。いつか倒れるぞ、ただでさえステージはガンガンに照明を当てられているおかげで客席よりもはるかに暑いのだから。

ギターを鳴らしながら喋ることも多くて、何を言っているのかわからないことが結構あるので、ギターの音を下げるかマイクを上げる、もしくは普通に喋ってほしいなと思うことは多々あります。まあそれはご愛嬌、そんなに大きく気になる事ではありません。
音源を聴いていても歌詞が聞き取れないことが多いFINLDANSの楽曲ですが、ライブではさらにわかりません。ので、個人的には初見の友達を連れて行くのには向いていないライブだなとは思っています。ちなみに私はワンマンとフェスを合わせて2019年一番ライブに行ったアーティストはFINLANDSでした。それでもまだ知名度はあまり高くないし、チケット完売も満員のステージもなかったと思います。もっともっと知られるべき、これからの活躍を信じています。

FINLANDS“BI TOUR”~16th October, 2018 at Shibuya CLUB QUATTRO~ [ FINLANDS ]

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