「手拍子はいらない」ガールズバンドではなく、ロックバンド Hump Back

  • 2018年8月21日
  • 2020年7月11日
  • コラム
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不思議ですよね、「ガールズバンド」という言葉。
ウィキによると、

ガールズバンド(英語: All-female band)とは女性だけで構成されているバンドのことである。

なんて言う淡白な説明がされていましたが、男性だけで構成されているバンドをボーイズバンドとは呼ばないわけで、男女平等のこの時代に錯誤しちゃっている。
もちろん発祥は女性がバンドを組むことがめずらしかった時代なんだろうけど、チャットモンチーを皮切りに(と勝手に思っている)今や数多くの女性アーティストが活躍している。ちなみにきのこ帝国のように男女混合のグループも多くて、ボーカルが女性だと誤解されがちだけど、ガールズバンドの括りには入っていない人たちも多い。

本人たちが望んでいてもいなくても、音楽性は差し置いてルックスだけでファンのつくバンドも少なくはない世界で、男らしいバンドいました。もはや人気急上昇中ですが、大阪出身、Hump Back

もっとも影響を受けたのはチャットモンチー

だそうです。ボーカルの林萌々子さんは。
どうしてもこの辺のバンドを人に紹介すると「チャットモンチーっぽい」とかいう話になりがちですけど、似ているのは三人組で全員女性というそもそもの構成ぐらいで、詩やライブに目を向けると全然ちがう。

チャットの歌詞は等身大の女の子の気持ちが自然に素直に、そしていろんな角度から表現されているのが良さだった。メンバー全員が歌詞をかけるということもあり、いろんな色があった。

ハンプバックは歌詞だけ読めば、男性が書いたような言葉遣いが多い。
多分これは今だけで、売れていければ変わっていってしまう部分なんだろうけど、「夢」とか「青春」というワードがやたら多い。

ついて行きたくなるかっこよさがあった

それから先日某フェスで初めてライブを見たんだけど、スゲー熱い人たちだった。
サビから入った曲でAメロに入って手拍子が始まるライブの雰囲気ってわかると思うんだけど、その時林さんがAメロとBメロ潰して

「手拍子大丈夫です!ありがとう!
ロックバンドには拳だけで十分なんだ!(自身も拳を突き上げる)
それでも手拍子がかっこいいと思うならやってくれ!

って叫んだのは最高にクールだった。
これは林さんの信念のようで過去にツイッターで

手拍子禁止を強制している訳ではありません。
勿論ロックは自由です。ということには私にも自由があり、私が生み出す芸術に対して"こうであって欲しい"と提示するのも自由です。
それを守る守らないも自由。「それでも俺はするぜ!」というのもロックです。
好きに楽しんで下さい。
(林萌々子/Twitterより)

「自分たちの音楽に手拍子は必要ない」といういのは、
犬が可愛い、ロン毛が好みのタイプ、あの曲はあんまり好きじゃない、
とかそういう類の、人に言葉では説明できない感覚的なものです。
盛り上がるライブ=良いライブではないとも思っています。
(林萌々子/Twitterより)

と話していた。

このフェスの時は本当はハンプバックの終わりの時間に別のステージで見たいバンドがあって、途中で抜けていこうと思っていたんだけど、あまりにも力強いステージに魅了され、気づけば最後まで見てしまった。周りのお客さんにも似たようなことを話している人がいた。彼女たちはこうやってファンを獲得してきたんだなあと感じる出来事だった。

曲も良い、ライブも良い、きっと1年後にはもっと大きいステージで演奏しているHump Backの姿を見ることになるだろうと確信した。もうじわじわ人気出てますが、そのうちまるでチケット取れなくなる時が来るよ。フェスでの盛り上がりで集客するバンドにはきっとならない。見たいのなら今のうちだ。

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