好きなバンドができて、ライブに行って見たい!でも初めてだから不安!
そんな人のために実際に足を運んで見てどうだったのかを記して行きます。
今回ご紹介するのは女性2人組のフォーク・ロックユニットハルカトミユキです。
よろしくお願いします。
ハルカトミユキ
プロフィール
立教大学の音楽サークルに所属していたハルカ(ボーカル&ギター)とミユキ(コーラス&キーボード)の二人組のユニットです。
結成の理由はサークルでバンドを作る時期に「ミユキが余っていたから誘った(ハルカ)」とのこと。
学生時代人間関係がうまくいっていなかったというような趣旨のことをいくつかのインタビューで読みました。
作詞は全てハルカが行っていて、作曲は2人でやったり、ハルカ、ミユキのソロの名義になっていたり、他の人に頼んでいたりと様々です。
ハルカはもともと短歌を作ることが好きだったようで、本名で歌集も出版しています。
また舞台女優としても活動の幅を広げています。
さまざまな怒りを歌う
まずは歌詞です。この人たちは。
いくつか公開されているミュージックにも歌詞を前面に出してくるものが他のアーティストに比べると多く、ライブでもスクリーンに歌詞を表示する曲がありました。
自分や世の中に対する「怒り」を歌詞にした曲をハルカは書きます。
それもハルカが自分の中にある言葉で綴るので、一聴ではわからないような深い詞になっています。
私が最初に聞いたハルカトミユキの楽曲で、衝撃を受けた楽曲がこの終わりの始まり
画面には歌うハルカと歌詞のみのシンプルなものですが、その力強さに引き込まれ、最後まで見てしまうこと間違い無し。
限界だ全部
殺されてしまったみんな
麻酔が効いちゃって
不幸せが大好きだ
「お前みたいにだけは
なりたくないよって」
あの日の僕が吐き捨てて消えた
強烈な歌詞です。
この曲はミユキの作曲ですが、暗さとかっこよさが絶妙なバランスです。
必ずしも2人で曲を書いていないことが、いろんな顔の曲を生み出している理由の一つだと思いますが、もっとミユキ作曲の曲がこれからは増えていくと思います。
ライブにはアコースティックVerとバンドVerがある
2人でギターとキーボードで行うライブもあれば、サボートメンバーを加えてバンド編成でやるライブもあります。
私は先日に日比谷野外大音楽堂で行われていたライブに参加してきましたが、その際は基本バンド編成で途中2人で演奏する曲がいくつかという構成でした。
ツアーではアコースティックの回とバンド編成の回で分かれているようなので、どちらに参加するか迷うところです。
曲調からある程度わかりますが、お客さんが暴れる(いい意味で)ような場面はあまりありませんし、そういうのを好むような
若者ばかりのお客さんの構成でもありません。
ダンスミュージックな曲もいくつかありますので、ライブによっては体が動いてしまう瞬間なんかはあるかもしれません。
アコースティックの曲ではハルカの持つ歌唱力が存分に発揮され、心に歌が刺さってくる感覚を味わえますし、バンドの時は全身に音を感じる力強さが魅力的です。
ツアーでは編成によってセットリストも変えてくるかもしれないので、どっちもいくという選択肢もアリだと思います。
ライブの定番曲
すでにあげてしまいましたが、終わりの始まりは聞いてください。
2017年6月にリリースされた3rdアルバム「溜息の断面図」が全体的におすすめできます。
まずこのアルバムを聴いて、ハルカトミユキが好きになれるかを判断してもらってもいいかもしれません。
その「溜息の断面図」からもう一曲近眼のゾンビです。
先に言いますが、気をしっかり持って見てください。
気が触れてしまいそうな、映像でしょう。
この曲のターゲットはネット上なんかで言いたいことを言う「批評家気取り」です
匿名程度の才能で
毒にもならない名言
ぞっとしちゃうほど正論で
親切ヅラしたジェラシー
きっとこのMVを見て非難をするようなコメントするような人に向けられた皮肉を込めた映像です。
この切れ味のある歌詞と不気味な曲がハルカトミユキの大きな魅力だと思っています。
それからもう一曲
メジャーデビューした1stアルバム「シアノタイプ」のリードトラックシアノタイプ
音源はショートバージョンになっています。
ちなみにシアノタイプとは『青写真」という意味だそう。
前に紹介した2曲とは違いギターサウンドメインのラブソングになっています。
僕も3枚目のアルバムから聴いたのですが、こんな綺麗な曲も描くんだなと感じました。
心から人を愛せるなら
隙間は埋まる気がしていた
もしかしてそれが君ならば
努力したっていいなんてさ
おわりに
メジャーデビューこそしていますが、知名度はほぼありません。
映画のタイアップになっている曲もあるので、もしかしたらこれから有名になるかもしれません。
多くの楽曲は万人向けの詞ではないかもしれませんが(笑)
今ならライブのチケットを取るのも難しくないので、一度行ってみることをおすすめします!
たくさんのロックバンドを聴いているつもりですが、久々に力強いロックな音楽に触れたとハルカトミユキの曲を聴いて思いました。
応援しています。