悲しみを通り越すとこうなる『復讐』My Hair is Bad

今日の一曲
楽曲:復讐
アーティスト:My Hair is Bad

プロフィール

My Hair is Bad

メンバー
椎木知仁(Vo/Gt)
山本大樹(Ba/Cho)
山田淳(Dr)

いつの間にか、だいぶメジャーなバンドに成長していたマイヘア

新潟県上越市出身で結成は2008年、バンド名はマクドナルドで決めたらしい、『ホームタウン』という曲の中で「My Hair is Bad組んだ 北城のマックまで タイムマシンに乗って行って 改名させたいよ」と歌っていた。一見して変な名前でも売れちゃえば受け入れられるもの。マイヘアの名前に違和感はもうないね。

歌う歌のほとんどが恋愛詩、というか失恋詩。その生々しい歌詞と熱いライブパフォーマンスでのし上がってきたライブバンドだ。

復讐

Information


・2017年11月22日:3rdアルバム「mothers」に収録
・2017年12月21日:YouTubeにミュージックビデオを公開

YouTube comments

人間を刺した時、キャベツと同じくらいの硬さって最近知った。

元彼に送り付けたくなる素晴らしいMVです。

この曲の先行公開の時に椎木さんが 「僕はこの歌をラブソングって思ってます」って言っててすごい感慨深かった

LINEミュージックにしてやろうかな

最初から最後までサビ

嘆く時間はもう終わりだ

失恋した後の感情は3段階に変化していく。

フラれた事実をただ嘆く「悲しみ期」
そしてこれはあったりなかったりするが、傷つけられたことへの「怒り期」
全てが落ち着いて次に向かえる「無関心期」

椎木さんはずっと嘆いている人だったはず。「君が好きだったんだ!」「どうしたらよかったんだ!」って。それがやっと一歩前に進んだ。

「きっと、必ず後悔さしてやる」

感情の立ち位置は変わったけど、マイヘアらしさはなくなっていない。『復讐』というタイトルだけでも十分だけど、やはり周りは見えていない。徹底して自分からの目線でいて、いつだって暴走している椎木さんがここにもいる。

そう、何がいいってこの暴走感なんですよね。

前奏なしに始まる3分に満たない短い時間を一気に駆け抜けるような構成に、勢いで書かれたような歌詞。この曲を彼氏にフラれたばっかりの女友達がカラオケで熱唱してたのは怖かったわ。

「こっから復讐してなんぼ!」とか「背後に気を付けろよ」っていう狂って行き過ぎちゃっている感情がこの状況に説得力がある。辛くて落ち込んでふさぎこんでいる時のコントロールの効かない感情ってたしかにあるからね。

Disc

My Hair is Bad
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